先輩メッセージ

サービスエンジニア

サービス技術課(平成9年入社)

松崎 真一

海外赴任の経験を土台に、トヨタ検定合格率向上に向けた
より実践的な教育を行う。

世界を舞台に活躍。

2010年1月より2年間、トヨタ自動車(株)に出向し海外赴任を経験しました。バーレーンを拠点に中近東、北アフリカなどを活動フィールドとして、近隣国から要請があれば国境を越えて現地へ出動し、修理支援・アドバイスを行います。またFTR(フィールド・テクニカル・レポート)に基づき、確認すべき問題がある場合は現地調査に向かって、問題の早期解決に努めていきます。

中近東は砂漠が多いためランドクルーザーのユーザーが多数いらっしゃいます。そのため新型のモデルチェンジの際、現地評価のサポートを担当しました。気温の変化が激しい砂漠や街中を実際に走行、苛烈な条件下での走行性、耐久性、牽引力、安定性などの調査を実施しました。また振動や異音などの苦情は正常範囲であることも多いため、実際にお客様の車に同乗し、状況を具体的に把握した上で、好みに合わせて車をレベルアップするなど細やかな対応も行いました。

ラマダンなど文化の違いに驚くこともしばしばでしたが、サービスエンジニアとして実に貴重な経験を得ることが出来たと思います。

海外赴任で実感した仕事のやりがい

海外赴任の2年間で最初に立ちふさがったのは「言語の壁」でした。現地でのコミュニケーションはすべて英語。日常会話だけでなく顧客の要望を英語で汲み取り、分かりやすく説明することはトヨタの技術者として不可欠の能力です。英語力に自信がなかったため最初は苦労の連続でしたが、努力を重ねた結果、数ヶ月でスムーズに対話できるようになりました。

また中近東では「日本人・トヨタ自動車の社員から話を聞きたい」という要望が強く、説明に伺う機会も多々ありました。彼らは日本の技術者に対するリスペクトが根強く、私が説明に行くだけで悩みや不安を解消していただけることも。技術立国・日本の一端を支えていることに改めて誇りを感じましたね。

日本の高度な整備技術を現地の技術者にも習得してもらうため、赴任中は各国の技術トレーナーを対象とした研修も実施。技術者支援だけでなく、現地の技術者教育にも力を注いだ、充実した2年間となりました。

現在の仕事

こうした経験を活かすため、帰国後はサービス技術課に配属され、トヨタ技術検定に向けた教育・研修を中心に、各店舗に対する技術支援まで幅広い業務を行っています。

一人でも多くの検定合格者を輩出することが使命ですが、単に検定合格のテクニックを伝授するのではなく、ここで学んだ技術を合格後いかに現場で生かしていくかを視野に入れて教育を行うことこそが責務であると考えています。そのため、研修の際も質問に対してすぐに答えず、まず自分で試行錯誤させることで、自ら考え解決していく力を身につけさせていきます。

トヨタ検定一級に合格することは決してゴールではありません。サービスエンジニアとしての全ての作業をひと通り行えるという証であり、「一人前のサービスエンジニア」になるための通過点に過ぎません。当社の一級合格率は県内ではトップですが、今後は全国一位を目指して教育を行い、福岡トヨタの技術力を底上げしていくことが私の次なる目標です。