やった分だけ数字が見える
新たな情熱の矛先
この仕事の中に見つけた

Yoshikawa Kenta 吉川 健太

福津店 営業スタッフ(2017年入社)
福岡工業大学卒

History新人賞獲得までの軌跡

社員一人ひとりの能力を高め、頑張りに対しては目に見えるカタチで評価する福岡トヨタ自動車。なかでも入社して初めての大きなコンテストである「新人賞」は、新入社員にとって大きな目標となっている。先輩たちに学び、同期入社の仲間たちと切磋琢磨しながら新人賞を目指す過程は、一生思い出に残るような熱いドラマを生み出す。
2017年度入社で新人賞を獲得した福津店・吉川健太に、それを勝ち取るまでの軌跡を聞いた。

「何を目指す?」の問いで新人賞への覚悟を決める

「自分がやった分だけ、数字に表れる」。
先輩のその言葉に強く惹かれたという吉川健太。小学生からラグビーに情熱を燃やしてきた吉川は、その言葉に新たな情熱の矛先を見つけた気がした。

大学時代に所属していたラグビー部で、尊敬していた先輩が選んだのが、福岡トヨタだった。「この会社であれば、自分がやった分だけ、成果がしっかり見える」。そう確信した吉川は、福岡トヨタ自動車への入社を決めた。

そして新人研修を終え、配属になった先は福津店だった。職場の雰囲気は明るく、アットホーム。人間関係が良く、上司や先輩にも気兼ねなく相談できる社風は、福岡トヨタ自動車の自慢である。

その一方で、社員一人ひとりが“やる時はやる”という強い志を持ち合わせているのが、この会社の魅力だ。特に吉川が配属された福津店は、その志が目に見える数字として評価されていた。
中規模店舗の中で優れた成績を収めたとして表彰を受けているほか、営業スタッフの先輩達も圧倒的な数字を叩き出している。この武者震いするような環境の中で、先輩スタッフからは「今年は何を目指す?」と聞かれた。吉川は迷いなく「新人賞を目指したい」と答えた。

目の前のお客様に真剣に向き合う日々

新人賞の評価対象期間は、入社半年後の10月からスタートする。車の販売台数はもとより、JAFや自動車保険の加入についても成績評価の対象となるのだ。そんななか、新人賞への大きな壁となったのが、知識と経験の不足だ。新人なのだからしょうがないという意識では、当然、新人賞は狙えない。吉川は、上司や先輩に相談しながら、一つひとつ目の前のことをクリアしていくことに集中した。

元々、人と接する仕事がしたいと営業職を志したが、いざお客様を目の前にすると緊張してしまう。それこそ知識と経験の不足が原因だ。これに対しては日々の業務を通して、コツコツと積み上げていくしかない。

また商談したお客様からは、「一度、家に持ち帰って考えます」という保留の返答を多くもらった。このように商談から時間を空けると、お客様の購買意欲が覚めるので、今まで何度もチャンスを逃してきたのだという。これを反省した吉川は、「決着は早く」をモットーに商談にのぞみ、徐々に成約率を高めてきた。

「お客様の個性、ライフスタイルはそれぞれ異なるので、初対面の際にどれだけお客様を理解できるかが鍵だと思います」と吉川。お客様を驚かせるようなクロージングをするよう先輩からもアドバイスを受け、お客様の表情や言い回しから本心をくみ取って、成約に導くための多くの布石を打った。そして最終的には、これらの努力が数字に変わった。吉川は初年度で64台を売り上げ、その他の項目でも好成績を上げ、新人賞を獲得するに至ったのだ。

次のステップへ プレッシャーと楽しさ

入社前に聞いた、「自分がやった分だけ、数字に表れる」という先輩の言葉通り、自分が望んだものが手に入った瞬間だった。しかし、あらためて勝因を問うと、当の吉川はいたって冷静だ。「自分は営業としては不器用なタイプ」と自己分析し、何かトップセールスとしての素質があったわけでもなく、ドラマチックなサクセスストーリーがあったわけでもない。ただひたすら目の前のことを一生懸命にやってきただけだと語る。「あえていうなら、ラグビーを通して培われた忍耐力と、同期に勝ちたい! という負けん気があったことが受賞の要因だったのかもしれません」と吉川。今、受賞を経ても冷静であるのは、自分の実力が未だ満足できるものではないという想いと、次のステップへの新たな覚悟によるものだという。「先輩からは『新人賞からが勝負よ』と言われました。次は、努力賞など各項目を受賞できる実力を身に付けたいです」と語る吉川。「ランキングを落としたくない」という新たな数字のプレッシャーを抱えながらも、それが「楽しい」とも言った。

重ねて、自分の努力が数字とともにお客様の反応として返ってくるのも、この仕事のやりがいだという。お客様のためにした小さな心配りに対して、お客様から「ありがとう」と感謝されたり、「最初は車を買う気はなかったけど、担当が吉川さんだから買ったんだよ」と言っていただけると、嬉しさは倍増した。お客様の前でデキる営業担当を演じられるほど、器用なタイプではないと自覚している吉川は、あえて自分を良く見せることなく、持ち前の誠実さでお客様に接しているのだという。

そんな吉川に、これから福岡トヨタ自動車を目指す後輩達へのメッセージをもらった。「自分の実力をしっかり評価してほしい人、自分自身を高めたい人には、とても魅力的な会社です。入社したら是非、上を目指して頑張ってください!」。吉川は、自分が上司や先輩からしてもらったように、新人賞を目指す後輩を厚くサポートしたいと願っている。